“デスクデバイド”が職場の問題に
「helicopter view(全体を見渡す)」「thumbs down(ボツ)」――このような分かりにくい社内専門用語を、社員は問題に感じている。英Investors in Peopleが報告した。
同社の依頼でYouGovが実施した調査によると、英国の会社員の54%は、先に挙げたような用語が職場で問題になっていると回答した。
また会社員はこうした用語を使う同僚を低く評価しており、39%は「社内専門用語の使用は自信のなさの現れ」、18%は「こうした用語を使う人は信頼できない、あるいは何かを隠そうとしている」と答えた。
もっと憂慮すべき問題として、社内専門用語が管理職と部下の間に壁を作っていることがこの調査で示唆されたとInvestors in Peopleは指摘している。こうした用語について、55%の上級管理職は無害だと思っているのに対し、社員の42%は役割や責任について誤解を生むと考えている。これは潜在的な「デスクデバイド」を示していると言える。
社内専門用語はない方がいいと答えた会社員は60%に上っているが、39%はこうした用語の使用が増えていると答えている。また規模の大きな組織の社員ほど社内専門用語を経験する傾向があることや、地方自治体では平均よりもこうした用語の使用が多いことも示された。
この調査結果について、Investors in Peopleの投資ディレクター、ニコラ・クラーク氏は「社内専門用語は時に便利だが、管理職はそれをいつ、どう使うかにもっと気をつける必要がある」と語る。
「上司が率先して不要な用語を捨て、部下と明確なコミュニケーションを取ることに集中する必要がある」(同氏)
Investors in Peopleはこのほかの社内専門用語として、「Blue-sky thinking(ブレインストーミング)」「Singing from the same hymn sheet(同じ意見を表明する)」「Think outside the box(新しく独創的な考え方をする)」「Get our ducks in a row(準備を完了する)」「Brain dump(仕様書)」などを挙げている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
OpenAI、数学者の独立諮問グループと連携 内部モデルは「100件超の未解決問題を解決」
-
2
Google、「Googlebook」の予約受付開始 899ドル(約14万円)から
-
3
“自動で耳コピ”アプリ、ヤマハが無料公開 音源読み込み→3分でピアノ譜に
-
4
OpenAI、フロンティアAIの国際標準づくりを米国主導で進めるよう提言 「RSIはまだ起きていない」
-
5
FANZA、成人向けAI創作・公開サービス「FANZAスタジオ」発表 先行体験は8月24日から
-
6
YouTube、収益化基準を2027年に大幅引き上げへ 新規参加条件が従来の2倍に
-
7
経営「AIでラクして早く帰って」→社員「帰らない」 工数最大9割減のDeNAも悩むAI効率化の壁
-
8
今度は“ディスプレイなし”のAIグラス、「Rokid Ai Glasses Style」を試す
-
9
Amazon、MetaのAIエージェント「Muse」による代理購入をブロック Shopifyは全店舗で対応へ
-
10
新作「鬼武者」にハマったマンガ家が熱弁する、他とは違う“パリィ”の魅力とは?
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR