米AMDが途上国向けに提供していた低価格PC「Personal Internet Communicator (PIC)」を製造中止していたことが明らかになった。
同社は米証券取引委員会(SEC)に先週提出した四半期報告書の中で、PICは大きな売り上げがなく、2006年第3四半期に製造中止を決めたと述べている。
PICは「2015年までに世界人口の50%にインターネットとコンピュータを普及させる」という「50x15」戦略の一環として開発されたもので、2004年10月に発表された。AMDのGeode GXを搭載し、Windows CE 5.0と10Gバイトのハードディスク、内蔵モデムを組み込んだシンプルなコンピュータで、希望小売価格はキーボード、マウス、ソフトのプリインストール込みで185ドル(モニタ込みの場合は249ドル)だった。
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