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「楽天オークション」にユーザーから不満の声も

» 2006年11月17日 19時19分 公開
[ITmedia]

 11月13日にオープンした「楽天オークション」で、「システム障害で落札できなかった」「問い合わせメールに返答がない」などとユーザーから不満の声が漏れている。楽天広報部は、システム障害については「そういった事実はない」と否定しているが、問い合わせは「増加しているのは事実。総力をあげて早急に返信したい」とした。

 楽天オークションは、楽天とNTTドコモが共同出資して13日にPC版をスタート(関連記事参照)。20日にはiモード版を公開する予定だ。出品者と落札者が、お互いの個人情報をやりとりせずに取引できる「匿名エスクロー」の導入による安全性を最大の売りにしている。

 オープンの翌14日に商品を落札したというあるユーザーは、「楽天側のシステム障害のせいで落札確認手続きがエラーになり、取引がキャンセルされてしまった」と困惑する。問い合わせのメールも何度も送ったが、楽天からは返答がないという。

 出品者は、出品物を郵便局に持ち込んで発送する必要があるが、「郵便局員が慣れておらず30分待たされた」「商品が届くまで、通常のゆうパックよりも余計に時間がかかってしまう」などという報告が、ネット上で相次いでいる。

 楽天は「オープン当初は出品が殺到し、14日に30分間だけ出品システムのメンテナンスを行ったが、メンテナンス中もサービスは通常通り利用できた。システム障害は確認していない」とコメント。問い合わせメールについては「楽天フリマから楽天オークションに移行したことで、サービス内容やシステム変更に関する質問メールが増えている。早急に返信できるよう総力をあげている」とした。

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