三洋電機は12月1日、プロ野球オールスターゲームの冠スポンサー契約を終了すると発表した。同社は今期も巨額の最終赤字を計上する見通し。経営環境が厳しく、撤退を決めた。
同社は1988年から19年間「サンヨーオールスターゲーム」として協賛してきた。「国民的イベントを通して弊社の活力を広く社会にアピールするという一定の目的を達成した」と判断した上、「厳しい経営環境などを総合的に勘案し、今回の決定に至った」と説明している。
三洋電機は今期、500億円の最終赤字になる見通し。全体で約2200人の人員削減を実施するなど、経営再建を進めている。
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