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11月の米サイトアクセス分析――訪問者数トップはやはりYahoo!

» 2006年12月21日 07時31分 公開
[ITmedia]

 米調査会社comScore NetworksのcomScore Media Metrix部門は12月19日、11月の米消費者によるオンラインアクセス分析とWebサイトアクセス数ランキングを発表した。11月の米国の家庭、大学、職場からのWebサイトへのアクセス数を分析したもの。

 ページビューではFox Interactive Mediaが1位だが、ユニークビジター数では1億2990万人でYahoo!が首位の座を維持した。Yahoo!のページビュー数がFox Interactive Mediaを下回ったのは、Ajax技術の採用拡大により、ページ全体を更新しなくても情報の更新が可能になったためとcomScoreは見る。

 また今回の分析で特徴的なのは、大学からのアクセスを統計に含めた点だという。これを除いた場合、11月のページビュー数ではYahoo!が356億ページビューで、Fox Interactive Mediaの349億を上回る。特にFox Interactiveが所有するMySpaceにアクセスするのは、大学生が多い。

 11月のWebアクセスでは、年末商戦という季節柄、小売りサイトへのアクセスが急増。10月と比較して、最もユニークビジター数増加率が高い上位10部門のうち、9分野は小売り関連だった。増加率24%(ユニークビジター数7060万人)で1位のデパート部門の内訳では、1位がWalmart.com(64%増、4050万人)、2位Target(37%増、3320万人)、3位JCPenney(44%増、1680万人)だった。Walmart.comのビジター数増のけん引役となったのが家電ページで、同ページのユニークビジター数は155%増の790万人だった。家電サイトではBestBuy.comが66%増の2110万人、Circuit Cityが55%増の1570万人だった。

 オンラインプロモーションも11月のWebトラフィックを増やした。例えばXeroxは、ユニークビジター数の前月からの増加率が114%(ユニークビジター数370万人)とトップだったが、これは同社が、海外に駐屯する兵士に無料ではがきを送れるwww.letssaythanks.comのスポンサーとなったことによるところが大きい。

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