米Sling Mediaは1月8日、テレビにインターネットなどのリッチメディアを送出する新プラットフォーム「SlingCatcher」を発表した。テレビからPC用インターネットコンテンツにアクセスする「SlingProjector」と接続したテレビから別のテレビに送る「SlingPlayer for TV」の2つのアプリケーションが付属する。
「SlingProjector」についてSling Media共同創設者で会長のブレイク・クリコリアン氏は「現行のデジタル・メディア・アダプター製品はPCやMacでお気に入りとなっているデジタルメディア体験のほんのサブセットを提供しているにすぎない」とし、「SlingProjector機能によってテレビでフルにWebとデジタルメディア体験を楽しむことができるようになる」と説明している。同氏によれば、PCでプレイできるものはすべてSlingCatcherのSlingProjector機能で体験可能だという。
また、「SlingPlayer for TV」は、Slingboxにおけるコンテンツ再生をほかのテレビに送出することができる機能。これまではPC、Mac、スマートフォンへの送出は可能だったが、テレビに直接送りだすことはできなかった。
Sling Mediaによれば、SlingCatcherはPCを経由せずにコンテンツを直接ダウンロードしたりストリーミング再生することも可能で、ハードディスクなどのオプションを搭載することにより、さまざまなコンテンツプロバイダーから提供された番組を保存し、再生することを可能にするとしている。
SlingCatcherはSDおよびHD出力が可能で、HDMI、コンポーネント、S-Video、コンポジットをサポートする。オーディオはアナログとデジタルの両方に対応。ネットワーク機能としては無線LANとイーサネットを搭載。2007年中頃に200ドル以下で登場予定だ。
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