世界中の子どもへのPC供給を目指す「One Laptop Per Child(OLPC)」プロジェクトは1月13日、同プロジェクトが開発した100ドルノートPC「XO」を一般販売する計画はないと発表した。
XOは貧しい国の子どもたちを支援するためにOLPCが開発したLinux搭載の安価なノートPC。最近、XOが一般のユーザー向けにも販売されると報道されていた。
OLPCはこの報道を否定し、同プロジェクトの関心は開発途上国の子どもたちにXOを提供することにあるとコメントしている。
同プロジェクトの創設者ニコラス・ネグロポンテ氏は、現行のXOのコンシューマー版は計画していないと明言し、「XOは政府機関に大量に提供され、子どもたちに無償で支給される」と述べている。
ただし同氏は、多くの民生事業が考案、提案されており、2008年以降に登場するかもしれないとしている。
現在OLPCプロジェクトに参加している国家は、リビア、アルゼンチン、ブラジル、ナイジェリア、ルワンダ、ウルグアイなど。
OLPCは今月、100ドルノートPCのための慈善団体としてOLPC Foundationを設立する。
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