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ガイアックス、オンラインゲーム事業をインデックスHDに売却

» 2007年01月22日 18時49分 公開
[ITmedia]

 ガイアックスは1月22日、オンラインゲーム事業をインデックス・ホールディングス(インデックスHD)に売却すると発表した。ガイアックスは「ストーンエイジ」「M2〜神甲演義〜」「とぅいんくる」などを運営しているが、今後はコミュニティー事業に集中する。インデックスHDは、アトラスなどを傘下に持つゲーム事業を強化する。

ガイアックスの株価チャートガイアックスの株価チャート(1年:縦軸の単位は1000円)インデックス・ホールディングスの株価チャートインデックス・ホールディングスの株価チャート(1年:縦軸の単位は1000円)

 ガイアックスがオンラインゲーム事業を3月1日付けで会社分割し、新会社「UTDエンターテインメント」を設立。同時にインデックスHDに全株式を譲渡する。譲渡額は2億6800万円。

 ガイアックスは2006年5月期、8億6000万円の最終赤字に転落。同期のオンラインゲーム事業は、売上高2億3000万円に対し経常赤字が1億900万円に上っていた。同事業では今期からの投資回収を見込んでいたが、「市場環境の変化と競争激化から、成功のためには一層の投資が必要な状況」(同社)。同事業を売却し、創業事業のコミュニティーソリューション事業に資源を集中、経営基盤を安定化する必要があると判断した。

 インデックスHDは、ゲーム事業を注力するエンターテイメント&コンテンツ分野のコア事業と位置付けており、昨年11月にはアトラスを子会社化。新会社と傘下のインデックス・ヴィジュアルアンドゲームズとともに事業再編も視野に入れ、ゲーム事業の効率化と強化を図っていく。

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