ヤフーが1月24日発表した2006年10〜12月期(第3四半期)連結決算は、経常利益が前年同期比29.5%増の266億円になった。大手クライアントが広告宣伝費を抑えているのが原因で、広告事業の売上高は217億円となり、前四半期から2.0%増にとどまった。
売上高は前年同期比で16.9%増の545億円。広告事業では、主力のブランディング広告が「比較的弱めに推移した。広告市場全体の感じに引きずられた」(井上雅博社長)。一方、Yahoo!ショッピングの出店者など小口広告の獲得に力を入れ、クライアント数は増加した。広告売上高は前年同期比では20.2%増。
ビジネスサービス事業では「Yahoo!リクナビ」「Yahoo!不動産」の売り上げが好調だったほか、ショッピング、オークションのストア数が増加。同事業は37.9%増の128億円だった。
パーソナルサービス事業では、Yahoo!JAPAN IDのみでオークションに入札できるキャンペーンを始め、新規入札者が拡大した。同事業の売上高は25.7%%増の199億円だった。
営業利益は31.1%増の276億円。純利益は20.0%増の151億円だった。
通期の連結業績見通しは、売上高が2091億〜2111億円、経常利益が1004億〜1015億円、純利益が562億〜569億円。
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