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YouTube幹部が2月に来日、国内権利者と会談へ

» 2007年01月25日 18時57分 公開
[ITmedia]

 日本音楽著作権協会(JASRAC)は1月25日、YouTubeの幹部が2月初旬ごろに来日し、国内のテレビ局や権利者団体など23の事業者・団体と、著作権保護や国内でのビジネス展開について会談する予定だと明らかにした。

 JASRAC常任理事の菅原瑞夫氏が「2月5日の週にYouTubeのCEO、CTOが来日して話し合いたい、と昨日YouTubeから連絡があった。Googleの映像責任者も来る予定だ」と語った。

 23団体はYouTubeに対して昨年末、著作権侵害防止の具体策を示すよう書面で要請。著作権に関する注意書きの日本語化や、動画をアップロードするユーザーの住所・氏名の登録、著作権侵害映像を過去にアップロードしたことがあるユーザーのアカウント削除などを求めてきた。YouTube側は著作権侵害防止に前向きに取り組むと回答しているが「具体策が見えない」(菅原氏)とし、改めて説明を求める方針だ。

 YouTubeは国内でのビジネス展開についても協議したい意向を示している。菅原氏は「ビジネス展開を完全に拒否するわけではないが、まずは著作権侵害に対応できる仕組みを作ってもらうのが優先だ」とした。

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