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» 2007年01月25日 22時27分 公開

モバイル事業がけん引、DeNAが大幅増収増益

「モバゲータウン」が急成長するDeNAの第3四半期決算は大幅な増収増益。モバゲータウンは情報ポータル化を進めるなど、媒体価値の向上に注力する。

[ITmedia]

 ディー・エヌ・エー(DeNA)が1月25日発表した2006年4〜12月期の連結決算は、経常利益が前年同期比144.1%増の30億9400万円になった。急成長した「モバゲータウン」など、携帯電話向けサイト関連事業が順調に拡大し、業績をけん引している。

 売上高は90億7900万円(前年同期比106.7%増)、営業利益は30億3500万円(同141.8%増)、純利益は16億6200万円(同66.6%増)。好調な業績を受け、期末配当の実施決めた。配当性向は純利益の10%程度をめどにする。

 ゲームとSNSのモバゲータウン、アフィリエイトネットワーク「ポケットアフィリエイト」、オークション「モバオク」など、モバイルサイト関連事業が好調。モバイル事業の売上高は57億3800万円・営業利益は27億1900万円となり、利益率は50%近い。

 モバゲータウンは12月末の会員数が259万人・同月の月間ページビュー(PV)は48億超と「モバイルサイトではPVは最高規模では」(南場智子社長)というサイトに成長した。10〜12月期の売上高は、前四半期から倍増の8億1000万円。4〜12月期合計では13億8400万円になった。利益は明らかにしていないが、南場社長は「収益率がいいサービス。モバイル事業の営業利益率は5割近いが、モバゲーが押し上げている」という。

 実際、売上高の8割はポケットアフィリエイトによるもの。バナー・メールマガジン広告などは「15%以上」だが、ナショナルクライアントの純広も入り始めた。12月からアバター販売も始め(関連記事参照)、「滑り出しは順調。将来の収益源になるのでは」(南場社長)と期待する。

 高校生以下の10代が中心になっている年齢層の拡大が課題だが、12月まで半年間の推移を見ると、10代の比率が10ポイント下がり、逆に20代が10ポイント上がり、3割程度を占めるようになったという。ゲームとSNSを核にスタートし、モバオクやECサイト「モバコレ」など既存サービスとの連携でサイトを拡充してきたが、1〜3月期以降、ニュースや天気予報などの情報サービスも充実させていく。「滞在時間を増やし、媒体価値を上げる。ポータルの通常の戦略をやっていく」(南場社長)

 1〜3月期も前四半期と同様、テレビCMなどの広告宣伝を積極的に行い、約5億円弱を投入する予定。現時点の予想は通期売上高が128億円、経常利益は37億5000円。

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