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マサチューセッツ州の銀行加盟協会、情報流出による被害発生を報告

» 2007年01月26日 11時38分 公開
[ITmedia]

 Massachusetts Bankers Association(MBA)は1月24日、同協会に加盟する複数の銀行から、ディスカウント小売チェーンTJXから流出した顧客データを悪用した詐欺の発生報告があったことを明らかにした。盗み出した顧客のデビットカード、クレジットカード情報を悪用し、フロリダ、ジョージア、ルイジアナと、香港、スウェーデンで購入が行われたという。

 マサチューセッツおよび他州の銀行は、TJXによるデータ流出報告後から、ただちに顧客保護に取り組んでいる。TJXは流出したカード情報の数については明らかにしていない。

 MBAによると、現在までに約60の銀行からカード悪用の報告を受けており、各銀行はカードの再発行を行っている。

 またMBAは消費者に対し、TJXや金融機関、警察などを装い、個人情報を入手しようとする手口に十分注意するよう呼び掛けている。

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