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GPSカーナビにウイルスが混入

» 2007年01月29日 14時05分 公開
[ITmedia]

 ウイルス入りの衛星ナビシステムが出荷されたとしてセキュリティ企業が警告を発した。

 蘭TomTomのGPSカーナビ「TomTom GO 910」の一部のHDDに「Perlovga.a」「Small.qp」の2種類のWindowsマルウェアが混入したようだとこれら企業は報告している。TomTom自身はアラートを出していない。

 このデバイスはLinuxベースで、デバイス自体はこれらマルウェアに感染していない。ただし、このデバイスをUSBポート経由でWindows PCに接続すると、PCが不正なコードに感染する恐れがあるという。

 英セキュリティ企業Sophosは「2006年9月から、インターネットにはこれらウイルスについての助言を求めるTomTom購入者の書き込みが多数見られた。だが彼らはウイルス対策製品を実行し、大きな被害を受ける前に感染に気付いた幸運な人たちだ。感染した可能性があるのを知らない人々がいるかもしれないことの方が心配だ」としている。

 同社はコンピュータに接続するあらゆるストレージデバイスをチェックすることを勧めている。

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