アフィリエイト広告事業を手がけるアドウェイズは1月29日、2007年3月期の連結経常利益見通しを前回予想の6億300万円から1億円とするなど、業績予想の大幅な下方修正を発表した。先日発覚したアフィリエイターへの一部誤入金も影響しており、経営責任を明確化するため岡村陽久社長らを減俸とする。同社は昨年6月に東証マザーズに上場したばかり。
修正後の連結業績予想は、売上高が48億2000万円(前回予想は48億2000万円)、純利益は5500万円(同3億5400万円)。前期売上高(34億9900万円)からは増収になるが、前期利益(経常益4億6500万円、純益2億8700万円)からは大幅な減益となる。
同社によると、主力のアフィリエイト広告では広告主は増えたものの、一部の消費者金融やインターネット、モバイルサービス企業で広告削減などがあり、その影響から売上高が予想を下回る見込み。
当初計画から減収となる一方、固定費は当初計画通り発生するため、利益を圧迫。広告掲載Webサイト運営者への一部誤入金で、未回収の約1200万円を引当金処理することも響く。
今後は一定の業界に偏っていた売り上げ構成を分散させる方針という。経営責任をとり、岡村社長は6カ月間、役員報酬の80%を減額する。
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