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» 2007年02月02日 13時26分 公開

「個人に力を」――DEMOカンファレンスが目指すもの

インク不要の印刷技術からシンクライアントまで、DEMOでは「個人に力を与える」製品が登場した。

[Anne Chen,eWEEK]
eWEEK

 1月31日にDEMOカンファレンスが開催され、インク不要の印刷技術から、リッチなデスクトップアプリケーション体験を実現するシンクライアントコンピューティングソリューションまで、多様な製品が披露されている。そのテーマは「個人に力を与える」だ。

 「力を与えるというテーマは、個人の製品を選んで使う力、市場を動かす力、新しい機能と新製品が登場するという新しい期待の力に関するものだ」とDEMOカンファレンスのプロデューサー、クリス・シプリー氏は語る。

 同氏は、個人に力を与える製品はコンシューマー製品に限らないとする。DEMOでデビューする多数の企業向け製品も、ユーザーが今テクノロジーを仕事に活用している方法を変えようと競い合うことになると同氏は言う。

 「力を与えられた個人は、どのビジネスアプリケーションを採用するかに影響を与える。彼らは自分のためにビジネスアプリケーションを購入し、自分用のノートPCやストレージを選択し、彼らの個人的な好みが購入決定を導く」(同氏)

 開催から2日にわたり、68社が6分間舞台に立って、次のPalmやTiVoになるべく競争を繰り広げる。PalmもTiVoもDEMOで製品を発表して、誰もが知る企業になった。

 DEMOの最初のセッションには、シプリー氏が「革新はWeb2.0だけに限らず、開発ツールから企業向けハードまですべてに存在することを証明する」とする15の製品が登場する。

 Adobe Systemsは、ユーザーがHTML、Java、Ajax、Flash、Flexを使ってデスクトップにインターネットアプリケーションを構築できるリッチインターネットアプリケーションプラットフォーム「Apollo」のデモを行った。ApolloはOSを問わず動作するランタイムだ。

 聴衆のお気に入りはZINK Imagingだった。同社はインク不要で印刷できる「ZINK(Zero Ink)Digital Imaging Technology」を立ち上げた。ZINKの紙は無数の染料の結晶が埋め込まれ、ZINKプリンタと一緒に使われる。このプリンタは紙に埋め込まれた結晶を熱で溶かす。

 同社はデモでiPodサイズのプリンタを単体で動かしたが、7メガピクセルカメラに組み込まれたZINKプリンタもプレビューした。

 WyseはWyse Thin OSと新しいマルチコア・システム・オン・チップを組み合わせたシンクライアントソリューション「Wyse N10」を発表した。同製品はシンクライアントに付き物の制約を受けずに、完全なデスクトップクライアント体験を実現できる。

 Wyseはデモで、Wyse N10でOffice 2007がネイティブに動く様子を見せ、同製品上でマルチメディアアプリケーションとVoIPアプリケーションを走らせた。

 プレゼンテーションの初めに幾つか技術的な問題が発生したものの、Total Immersionは「D'Fusion」で聴衆を魅了した。これは、双方向3Dグラフィックスをライブビデオに取り込むソフト。PC上で動作し、HD(高精細)画像に対応している。

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