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行方不明のMS開発者の「衛星写真」捜索、中断

» 2007年02月20日 07時40分 公開
[ITmedia]

 行方不明となっている米Microsoftの研究者ジム・グレイ氏の捜索が中断されることになった。グレイ氏の友人や家族は2月16日、コメントを発表。沿岸警備隊とこれまでの捜索活動を検討した結果、いかなる条件を考慮してもジム氏のボートがこれまでの捜索範囲外に及んだとは思えず、これ以上の捜索により大きな成果は得られないとの結論に達したという。

 ジム・グレイ氏は、「データベースの父」とも呼ばれる著名な研究者。サンフランシスコ近くの海域で1月28日に行方不明となり、沿岸警備隊の捜索が打ち切られた後も、衛星写真で手掛かりを探す作業が継続された。2月7日時点で、6000人以上のボランティアが作業に参加していたという。海流の方向や行方不明になってからの日数などを考慮し、捜索範囲をメキシコ西海岸にまで拡大していた。

 グレイ氏の友人や家族のコメントによると、今後は積極的な捜索活動は行わないものの、何か新たな情報が入った場合には調査を行うとしている。

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