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ネットで買った薬で死亡、成分にウラン混入

» 2007年03月23日 09時37分 公開
[ITmedia]

 ネットで薬を買って飲んだカナダの女性が死亡する事件が起きた。セキュリティ企業のSophosがカナダの新聞報道として伝えている。

 死亡した女性(57)は、医療機関に承認を受けたと偽ったサイトで錠剤を購入し、服用した後に中毒死した。錠剤には抗不安薬/鎮静剤と表示されていたが、検視の結果、ウラン、ストロンチウム、アルミニウム、ホウ素などの危険物質が混ざっていることが分かったという。

 Sophosが先日発表した報告書によれば、インターネットで出回っているスパムの60%はドラッグと医薬品関連が占めている。「決してネットで薬品を買ったり、奇跡的な効果が格安で得られるとうたった電子メールに反応してはいけないということを、改めて肝に銘じさせる悲しい出来事だった」と同社は指摘している。

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