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「セシール」のSecond Life店に行ってみたSecond Life支局だより

» 2007年03月27日 18時19分 公開
[岡田有花,ITmedia]
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 Second Lifeへの日本企業参入が続いている。3月26日にはネット通販のセシールが「国内通販業界として初めて」(同社)仮想店舗を出店したので早速見に行ってみた。

 セシールの仮想店舗は、Second Life進出支援ベンチャー・メタバースが運営する「Japanese Buisiness SIM」内の「GINZA」にある。2階建ての建物で、屋根に大きく「CECILE」と書いてあるので分かりやすい。

 敷地内にあるプールを右手に見ながら1階エントランスに入ると、同社のカタログ表紙がずらり。クリックすればカタログサイトにアクセス出来る仕組みだ。右手には大きなディスプレイがあり、セシールの会社案内を動画で見られる。


画像 表紙をクリックすると、カタログサイトにアクセスできる
画像 会社案内の動画も放映

画像 2階ラウンジにはベッド状の謎の物体が

 2階はラウンジスペースのようだ。いすを4脚付けたテーブルが1つあり、その奥にはベッドのような謎の物体が4つ。透明ガラスでできた細長い家具で。それぞれにいすが1脚ずつ付いている。これは一体何なのだろうか……

 仮想店舗にあったのはこれだけ。mixi採用オフィスのようにプレゼントがあるわけでもなく、「BOOK OFF」のように迷路で楽しませてくれるでもない。

 ただリリースには「カタログや商品の陳列、キャンペーン展開、アバターの提供、着信メロディなどデジタルデータの提供を予定している」とあるから、コンテンツは今後充実していくのだろう。実際に売っている洋服をデジタルアイテム化して“バーチャル試着”できるようにしたり、家具のデジタルアイテムを売るなど、可能性はいろいろありそうだ。

 同社は仮想店舗をリクルーティングやビジネスパートナー開拓にも活用する、としており、2階のラウンジはその際の商談などに使うのかもしれない。

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