ITmedia NEWS > 社会とIT >

「カメレオンクラブ」の上昇が経営破たん

» 2007年03月29日 18時11分 公開
[ITmedia]

 帝国データバンクによると、ゲームソフト店「カメレオンクラブ」を展開する上昇(山口県下松市)は3月29日、民事再生法の適用を東京地裁に申請した。負債総額は約51億6000万円。

 カメレオンクラブや中古PC店「ぼっくり屋」など全国に直営・フランチャイズ合わせ150店以上を展開。2002年10月期には売上高148億円を計上し、株式公開も視野に入れていたという。

 だがその後は減収が続き、06年2月期の売上高は122億円に。この間は店舗閉鎖などのリストラで最終赤字が続いており、07年2月期は売上高が142億円に回復したが、減損の適用で15億円の最終赤字となり、債務超過に転落。借入金の返済のめどが立たなくなり、民事再生を申し立てた。

 2002年にゲームメーカー側の敗訴が確定したいわゆる「中古ゲーム訴訟」では、販売中止を求めてきたエニックスに対し同社が争った。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.