米VonageはVerizonによる特許侵害提訴に関し、連邦地裁から新規顧客獲得を禁じる判決を受けていたが、同社は4月24日、ワシントンD.C.の連邦巡回控訴裁判所が判決執行の延期を正式に命じたと発表した。
Vonageは米Verizonと特許侵害をめぐり係争中。バージニア州アレキサンドリア連邦地裁は、VonageがVerizonの特許を侵害したとして、Verizon技術の使用と新規顧客獲得を禁じる判決を下した。これに対しVonageは連邦巡回控訴裁に控訴、4月6日には判決の一時延期命令を得ていたが、今回の命令により、新規顧客の獲得が可能となった。
Vonageのジェフリー・シトロン会長兼暫定CEOは「当社はVerizonのいかなる特許も侵害していないと信じている」とコメント。Vonageでは、当初の判決ではVerizonの「特許の範囲が過剰に広く、法的に前例のない方法で定義され」ていたとみており、「この間違いは控訴裁により修正されるとの自信がある」と、裁判の先行きに楽観的な見方を示した。
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