ITmedia NEWS >

東芝、営業益が7%増

» 2007年04月27日 04時15分 公開
[ITmedia]

 東芝が4月26日発表した2007年3月期の連結決算(米国会計基準)は、営業利益が前期比7%増の2584億円になった。NANDフラッシュなどの半導体事業は価格下落の影響で減益だったが、Westinghouseを子会社化した社会インフラ部門が伸びた。

 売上高は7兆1164億円(12%増)、税引き前利益は2985億円(68%増)、純利益は1374億円(76%増)。

 デジタルプロダクツ部門は売上高が2兆8055億円(11%増)・営業利益は158億円(51億円減)の増収増益。PCは海外で伸び増収、デジタルメディア事業はテレビ、携帯プレーヤーが好調で増収に。携帯電話は国内の伸び悩みから減収になった。利益面ではPCが改善して堅調で、デジタルメディアも増収で改善した。

 電子デバイスは売上高1兆6573億円(19%増)・営業利益は1197億円(36億円減)。NANDフラッシュが好調な半導体、輸出が伸びた液晶とも増収だったが、フラッシュの価格下落で減益にとどまった。

 今期予想は、売上高が7兆500億円(5.4%増)、営業利益が2600億円(0.6%増)、税引き前利益が2400億円(19.6%減)、純利益が1200億円(12.7%減)。

 デジタルプロダクツは映像、PCの拡大で増収増益を見込むが、電子デバイスは価格下落の影響を受け、減益の見通し。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.