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富士通は過去最高益

» 2007年04月27日 05時26分 公開
[ITmedia]

 富士通が4月26日発表した2007年3月期の連結決算は、営業利益が前期比で横ばいにとどまったものの、純利益は約50%増の1024億円と過去最高になった。

 売上高は5兆1001億円(6.4%増)、営業利益は1820億円(0.3%増)、経常利益は1472億円(16.8%増)。

 全セグメントで増収。海外はHDDやUNIXサーバが伸びて14.7%増の2けた成長となり、国内は金融分野や製造分野でサービスが堅調となり、2.3%増だった。企業買収や半導体の先行投資などで販管費がかさみ、営業益はほぼ横ばい。経常益は、退職給付積立不足償却額が大幅に改善したほか、米Spansionが持分法の対象外になったことから投資利益が改善。ファナックや、上場したニフティの株式売却益を特別益に計上するなどし、純利益は過去最高だった1984年(890億円)を上回った。

 今期予想は、売上高が5兆4000億円(前期比5.9%増)、営業利益が1900億円(4.3%増)、経常利益は1500億円(1.8%増)、純利益は750億円(26.8%減)。

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