富士フイルムホールディングスが4月27日発表した2007年3月期の連結決算(米国会計基準)は、営業利益が前期比60.5%増の1130億円になった。デジタル複合機の販売が海外を中心に堅調だったことなどが寄与した。
売上高は2兆7825億円(4.3%増)、税引き前利益は1032億円(29.7%増)、純利益は344億円(6.9%減)。
カラーフィルムやデジタルカメラなどを中心にイメージングソリューション部門の売り上げが減少したが、FPD材料や印刷CTPプレートなどのインフォメーションソリューション部門が伸び、ドキュメントソリューション部門も増加した。
原材料価格の高騰などもあったが、売り上げ増や固定費削減などで吸収し、大幅な営業増益を達成。最終益は法人税等の増加で減った。
今期予想では、営業利益が76.9%増の2000億円を見込む。売上高は2兆8500億円(2.4%増)、税引き前利益は2000億円(93.7%増)、純利益は1200億円(248.4%増)と過去最高になる見通し。
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