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VMwareのデスクトップ仮想化ソフトがVistaをサポート

» 2007年05月10日 13時51分 公開
[ITmedia]

 米VMwareは5月9日、最新版デスクトップ仮想化ソフト「VMware Workstation 6」をリリースした。

 VMware Workstationは1台のPCでWindowsやLinuxなど複数のOSを走らせるソフト。最新版では新たにWindows Vistaサポートを追加。VistaをゲストOSとしてもホストOSとしても使えるようになった。

 また業界で初めて複数ディスプレイをサポートしたという。ユーザーは1つの仮想マシンを複数のモニタに、あるいは複数の仮想マシンを別々のモニタに表示できる。

 このほかにも新機能として、USB 2.0デバイスサポート、ユーザーが安全な中央管理型仮想マシンを作るための「VMware ACE Option Pack」、既存の物理マシンを「クローン」することですぐに仮想マシンを作れる統合型「Physical-to-Virtual(P2V)」機能、統合型仮想デバッガが加わっている。

 さらに実験的な機能として、仮想マシンの実行(すべての入力、出力、それに伴う決定)を記録して、必要に応じてその動作をリプレイできるようになった。同じく実験的に、Virtual Machine Interface(VMI)サポートも加えられた。VMIを実装した疑似仮想化されたゲストOSを実行できるようになる。

 「VMware Workstation 6」はWindows版とLinux版が提供され、価格はともに189ドル。

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