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母親がスパイウェアで息子を監視、ポルノ男との“デート”阻止

» 2007年06月01日 09時00分 公開
[ITmedia]

 英国の母親が息子のPCに仕掛けたスパイウェアで米国人男性との不審な関係に気付き、息子が性的被害に遭うのを食い止めた。セキュリティ企業のSophosが報道された情報として伝えている。

 それによると、この母親は15歳の息子のネット利用を監視する目的で息子のPCにキーロガーソフトを仕掛けていたが、相手の米国人男性の目的に気付き、英国の警察に通報。報告を受けた米国の出入国管理当局が、英国行きの便に乗ろうとしていたジェイソン・バウアー被告(26)を逮捕した。

 バウアー被告は英国の10代の少年たちとの間でポルノ写真やビデオを交換しており、少年に会うため英国に向かうところだったとされる。

 同被告は児童ポルノ保持の罪で起訴され、9月に判決が言い渡される予定。最低でも5年の禁固が言い渡される見通しだという。

 今回はキーロガーソフトが子供の被害防止につながったが、この手のスパイウェアは法的問題を引き起こす可能性もあるとSophosは指摘。「親が子供を監視する手段としてスパイウェアソフトを宣伝している企業は多数あるが、一番いいのは家族がいる所にPCを置いておくことかもしれない」とアドバイスしている

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