ITmedia NEWS > 企業・業界動向 >

Warner MusicとAnywhereCDが提携解消

» 2007年06月08日 10時05分 公開
[ITmedia]

 米Warner Music Group(WMG)と米AnywhereCDは6月7日、提携関係を早期に解消することで和解に至ったと発表した。

 両社はAnywhereCDがWMGのCDにMP3ファイルをバンドルして販売する契約を結んでいた。この契約により、WMGのCDを購入すると、そのCDに収録されている曲のMP3ファイルがAnywhereCDからダウンロードできた。

 しかしWMGは、AnywhereCDがDRM(デジタル権利管理)をつけずにMP3ファイルを販売するのは契約違反だとして販売中止を要求。これに対しAnywhereCDは、DRMを強要するWarnerこそ契約違反だとして提訴。するとWarnerも、契約解消を主張して反訴するという、泥沼状態に陥っていた。

 しかし両社は、当初の契約期限より早い9月30日に契約を解消することで和解。双方ともに提訴を取り下げた。9月30日までは、AnywhereCDはMP3ファイルをバンドルしたWarnerのCDを販売することができる。

関連キーワード

DRM | MP3 | 音楽配信 | Warner Music Group


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.