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» 2007年06月25日 16時51分 公開

社員同士のコミュニケーションを“地形図”に 日立

日立は、社員同士のコミュニケーション頻度や活動状況を測定し、データを地形図で表示するシステムを試作した。組織運営のリスク低減などにつなげられるという。

[ITmedia]

 日立製作所はこのほど、各種センサーを搭載した端末を使って社員同士のコミュニケーション頻度や活動状況を測定し、データを地形図の形で表示するシステム「ビジネス顕微鏡」を試作したと発表した。

 これまで把握することが難しかった組織内のコミュニケーション頻度や活動状況を視覚的に確認でき、問題点を抽出したり、組織運営のリスク低減や生産性向上につなげることができるとしている。

画像 組織地形図
画像 名札型センサーネット端末。重さは60グラム。20時間連続稼働する

 赤外線センサー、3軸加速度センサー、マイクセンサー、無線通信デバイス、小型電池を搭載した名札型のセンサーネット端末を、社員がそれぞれ装着。対面時間や動作を測定し、データ化する。

 測定したデータはサーバに収集し、新開発の「組織ダイナミクス像生成技術」を使って社員同士の影響の度合いを地形図上に表示する。

 地形図は、円の中に組織を島の形状で表示する。円の内側に活発にコミュニケーションをしている社員を記載。つながりの強い社員が集まって山を形成し、等高線で表示する。大きなグループは高くすそ野の広い山、小さなグループは低く小さい山として表示し、グループ間のつながりを山脈状に表現する。

 1月に実証実験を行った。日立総合計画研究所と日立製作所基礎中央研究所の37人が端末を装着し、地形図でマネージャーや担当者間のコミュニケーション状況の変化を観察。不具合が発生した際の組織状態の変化や、チームの意思疎通の改善点を把握できたという。

 同社は今後、事業化に向けて同システムの実証実験を進めていく。

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