米調査会社IDCは7月3日、アジア太平洋地域の35都市のGlobal Delivery Index(GDI)による都市ランキングをまとめた。GDIは同社が作成したオフショアの拠点を評価する指標で、人件費、賃貸コスト、言語スキル、離職率などをもとにしている。
| 順位 | 都市(国) |
|---|---|
| 1 | バンガロール(インド) |
| 2 | マニラ(フィリピン) |
| 3 | ニューデリー(インド) |
| 4 | ムンバイ(インド) |
| 5 | 大連(中国) |
| 6 | 上海(中国) |
| 7 | 北京(中国) |
| 8 | シドニー(オーストラリア) |
| 9 | ブリスベーン(オーストラリア) |
| 10 | オークランド(ニュージーランド) |
今回のランキング作成では、エージェントスキル、政治的リスク、人件費、言語スキルなど、取り引きにかかわる要因により重点を置いたという。またそのほかに、リソースとスキル、インフラ、政府などの要因も考慮、上位にランキングされた都市は、これらのバランスが取れているとしている。
しかしIDCは、2011年にはこのランキングが変わると予測している。インフラ、英語スキル、インターネット接続、技術スキルなどへの投資計画から見て、膨大な投資が見込まれる中国の各都市が、インドを抜いて上位に並ぶ見通しという。
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