大日本印刷(DNP)と丸善は7月12日、業務・資本提携することで基本合意したと発表した。DNPは丸善の筆頭株主になり、丸善が強みを持つ大学や教育機関へのICタグ導入や理工系出版物のデジタル化などで協業していく。
DNPは、大和証券エスエムビーシープリンシパル・インベストメンツから丸善の優先株を所得し、丸善の議決権のうち25.5%を保有する筆頭株主になる。提携の具体的な内容は8月上旬をめどに最終合意する。
業務提携では両社の強みを持ち寄り、丸善が業務を受託している大学図書館に、DNPのICタグを活用した蔵書管理システムなどを導入支援する。また学生証のIC化やシラバスの電子化などでもDNPの技術を活用。丸善による大学向け改善提案メニューを拡充する。eラーニングコンテンツ制作なども共同で行う。
両社で協力して丸善の店舗運営モデルの構築も進めるほか、丸善が強みを持つ理工系出版物のデジタル化を進め、オンデマンド出版や電子出版を展開する計画だ。
丸善は8月下旬、Amazon.co.jpと共同ブランドのECサイトを構築する予定。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR