迷惑メールはスパム対策フィルタをかわすため、画像利用からPDF利用へとシフトする傾向にあるが、今度はExcelを使った手口が浮上している。
SANS Internet Storm Centerによると、Excelファイルを使ったスパムが大量に出回っているとの報告が読者から寄せられた。
内容は株価操作スパムで、使われているExcelファイルのフォーマットは、以前報告されたPDFバージョンのスパムに酷似しているという。
今回のExcelスパムはドイツの株式市場をターゲットにしているようだが、米国でもすぐに同じ手口が出現するのは目に見えているとSANSは予想。スパムの手口が再度シフトしつつあることを示すものかもしれないと指摘している。
SANSによれば、PDFを使った株価操作スパムの場合、送られてきたPDFファイルを開いてしまう人が相当数いることが分かったという。同じようにExcelファイルを開いてしまう人もかなりの数に上ることが予想され、懸念される状況だとSANSはみている。
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