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7月のスパム動向、PDFスパムと.cnドメインが増加――Symantec

» 2007年08月08日 08時42分 公開
[ITmedia]

 セキュリティ企業の米Symantecは7月のスパム動向に関する報告書をまとめた。画像スパムは1月のピークを境に減少が続き、7月は最低レベルになったが、代わってPDFなどのファイルを添付したスパムが浮上した(関連記事)。

 Symantecによると、画像スパムは消滅したわけではなく、PDFを利用するなど手口が巧妙化しており、全スパムに占めるPDFスパムの割合は2〜8%に上った。XLSやZIPファイルを使ったスパムも出現しているが、全体に占める割合はそれほど多くないという。

 7月はグリーティングカードスパムも突出、特に米独立記念日の7月4日に急増した(関連記事)。トロイの木馬をダウンロードさせるサイトにリンクされているのが特徴で、この種のメールを受け取ったSymantecユーザーは2億5000万人にも上るという。

 中国のトップレベルドメイン(TLD)を使ったスパムの増加傾向も見られた。一般的にスパムメールのURLには「.net」「.com」のTLDが多用されているが、7月は中国のTDL「.cn」を使ったスパムが増加し、7400万通に達したという。

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