独Siemens VDO Automotiveと米Microsoftは9月7日、自動車向けのコミュニケーション、情報、エンターテインメント、ナビゲーション製品の開発で提携を発表した。Microsoftのソフトウェア技術と、Siemens VDOの車内システム開発の経験を組み合わせるもので、早ければ2009年に最初の製品の生産に入る見通し。
Siemens VDOは、Microsoftの車内向けソフトプラットフォーム「Microsoft Auto」を活用し、ナビゲーションやハイエンドのマルチメディアユニット、可搬型エンターテインメント機器の車内接続インタフェースなど、自動車向けの次世代インフォテインメントシステムを投入する。
Microsoft Autoの活用によりSiemens VDOは、システム設計や自動車への統合、運転手支援システムや安全システムなどに注力でき、一方のMicrosoftは、マルチメディアアプリケーションやポータブル機器の統合などに焦点を絞ることが可能になるという。Siemens VDOは、Microsoft Autoの開発や、対応アプリケーションのサードパーティーへのライセンスなどを積極的にサポートする。
Siemens VDOは2009年の完成をめどに、Microsoft Autoベースのマルチメディアプラットフォームを開発する。同プラットフォームの登場により、家電製品の車内システムへの統合が容易になるという。
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