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トカラ皆既日食の観測者受け入れ問題、近ツリが対策を担当

» 2007年09月14日 19時44分 公開
[ITmedia]

 2009年7月の皆既日食を観測する適地になるトカラ列島の十島村(鹿児島県)はこのほど、観測者の受け入れ対策を近畿日本ツリーリストに業務委託した。

 同村は有人の7島と無人の5島からなり、現在の人口は644人。過疎の村として、昨年にはブログを活用した島おこし企画に参加した(関連記事参照)

 同年7月22日の皆既日食では、陸上から観測できる最適な場所として大勢の観測者が島に訪れると予想されている。だが観光客を収容する宿泊施設や水の確保、し尿処理など、課題が山積みだ。

 同社は観測ツアーやイベントを開催してきた実績を生かし、観測者の受け入れに向け対策を進める。既に有人7島の現地調査を行い、9月18日には東京法人旅行支店内に対策業務の運営事務局を設置する。

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