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日立マクセル、最大20アンペアのリチウムイオン電池開発

» 2007年09月19日 21時17分 公開
[ITmedia]
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 日立マクセルは、最大出力20アンペアと高出力な円筒形リチウムイオン電池を開発した。18(直径)×65(高さ)ミリの「18650タイプ」で、電動バイクやコードレス家電、電動アシスト自転車など向け。今年末からサンプル出荷し、来春に量産を始める。

 独自の「均一分散プロセス技術」により正極の内部抵抗を低減。特殊処理を施した負極材料を採用し、大電流放電を可能にした。異常高温時でも熱収縮が小さいセパレーターを採用し、安全性も高いとしている。

 高出力が必要とされる中型2次電池はこれまで、ニッケル・カドミウム電池などが主に利用されてきたが、環境問題対策や機器の軽量化のため、リチウムイオン電池への置き換えが進んでいるという。同社は高出力のリチウムイオン電池を戦略事業に位置づけ、事業展開を加速させる。

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