カナダのNortelは10月15日、過去の会計処理をめぐる問題について米証券取引委員会(SEC)と和解に至ったと発表した。SECは同社が不正会計を行ったとしてニューヨーク州南部地区連邦地裁に提訴していた。
訴訟は、Nortelが2000年から2003年にかけて、実績と目標値との差を埋めるため、不正な会計処理を行ったとして起こされたもの。
和解に当たりNortelは、不正行為については肯定も否定もしていないが、米連邦証券取引法上の条項違反を行わないことと、3500万ドルの支払いに合意した。また、会計問題に関する改善措置の進捗などについて、四半期ごとにSECに書面で報告を行うことでも合意している。
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