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台湾人が日本語アニソン大合唱 「ニコ動」が生む国際交流

» 2007年10月23日 14時58分 公開
[ITmedia]

 「ニコニコ動画」で台湾がブレイクしている。台湾人258人がそろって日本のアニメソングを合唱したとする動画が、掲載から3日で12万回以上も再生された。「台湾めちゃくちゃ好きになった」「台湾サイコー!」などといったコメントが、日本人ユーザーから数多く寄せられている。

 動画をアップロードした台湾人(うp主)も、日本人からの歓迎の声に応えて別の動画をアップ。ニコ動を拠点にした国際交流が進んでいる。


画像 台湾の国立中央大学
画像 台湾人アニメファンが講堂に集まり、スクリーンの字幕で歌詞を確認しながら大合唱した

 20日にアップされたのは「せっかくだから台湾人258人で一緒に組曲『ニコニコ動画』を歌ってみた!」というタイトルの11分間の動画。説明文などによるとこの動画は、台湾の国立大学「中央大学」のアニメ部「中央動画社」が台湾各地のアニメファンを集め、14日夕方に中央大学講堂で開いたイベント「歌謡祭」の様子を収録したもの――のようだ。

 動画では、ニコニコ動画で人気のアニメソングを組み合わせた「ニコニコ組曲」を、講堂に集まった台湾人が合唱している。会場前方のスクリーンには、ニコニコ動画の人気動画などを編集し、組曲の歌詞と日本語解説を重ねた動画も再生されている。

画像 ニコ動にアップされている、台湾人向けのコメント講座動画

 うp主のコメントには当初「再生+コメント数が9999を超えば会場放送用ビデオ10月14日ver.をうpします」(原文ママ)とあったが、22日までに再生数・コメント数とも10万を突破。うp主は「9999だけではなく99999も超えたぁぁぁ!!」とコメントした上で22日、会場で放映したビデオ「中央歌謡祭会場放送特別編輯版、組曲『ニコニコ動画』1014 ver.」と、解説文を繁体字中国語(台湾で使われている中国語表記)にしたビデオをアップした。

 今回の歌謡祭のテーマは「美少女作品中心」。次の歌謡祭は12月22日に開かれる予定で、テーマは未定という。

 ニコニコ動画には台湾からのアクセスが多く、18日から繁体字中国語での投稿・閲覧にも対応した。台湾人がアニメソングを歌ったり踊ったりした動画などがアップされているほか、コメント投稿の方法を繁体字中国語で解説した動画も掲載されている。

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