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QUALCOMM、モバイルバンキングのFirethornを買収

» 2007年11月15日 09時55分 公開
[ITmedia]

 米QUALCOMMは11月14日、モバイルバンキングの米Firethornの買収で合意に達したと発表した。買収金額は約2億1000万ドルで、取引は30日以内に完了する見通し。

 2001年設立のFirethornは、WachoviaやSunTrust Bank、BancorpSouthなどの金融機関をパートナーとして、残高照会や請求書の支払い、資金移動といったモバイルバンキングサービス用の技術を提供。AT&Tが米国で展開中のモバイルバンキングサービスにも技術を提供している。

 QUALCOMMは、金融機関や携帯通信業者と強い関係を持つFirethornの買収が、「エンド・ツー・エンドの携帯サービスの実現」という同社の戦略の支えになるとみており、今後もモバイルバンキングの普及を後押しし、「m(モバイル)コマース」市場への対応を強化したい考え。

 Firethornの従業員は、買収後も米アトランタを拠点に、既存のパートナー企業のサポートを続ける。現CEOのトリップ・ラックレー氏はQUALCOMMの執行副社長の下で、今後もFirethornの事業を率いる予定。

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