マイクロソフト(MS)は11月26日、教育機関への同社製品導入に向けたパートナープログラム「エデュステーションパートナー」を開始した。NECや内田洋行など11社のパートナー企業に対して、教育機関向け商品情報の提供や技術サポートなどを実施。教育機関向けパッケージ「エデュステーション」の導入拡大を目指す。
エデュステーションは、小学校〜大学・大学院までの全教育機関向けに、MSのサーバやOS、クライアントソフト、Webアプリ商品群をパッケージ化したもの。学校内PCのセキュリティ対策を行う「セキュアデスクトップパッケージ」や、スケジュール情報などを生徒・教職員・保護者間で共有できる学校ポータル「Learning Gateway」、学校独自のドメインで「Windows Live」を利用できる「Windows Live@edu」など5つのパッケージで構成されている。
すでに創価大学や名古屋工業大学など10機関で採用されているが、パートナー企業の協力を得て導入先を拡大し、今後、170の教育機関での採用を目指す。
パートナー企業は、NEC、内田洋行、SAPジャパン、大塚商会、京セラ丸善システムインテグレーション、システムデイ、シャープシステムプロダクト、Sky、デジタル・ナレッジ、日本総研ソリューションズ、富士電機ITソリューションの11社。MSは教育機関向け製品情報を優先的に提供するほか、無償の技術サポートやマーケティング協力などを行う。
MSの樋口泰行COOは「教育分野の課題を解決するために、ITが貢献できることは非常にたくさんある。教育機関でのIT導入は、ビジネスの世界に比べて遅れていた。パートナー企業とともに、教育機関向けソリューションを提供し、教職員の業務の効率化や学生の立場に立った教育の支援を行っていきたい」と語った。
MS公共インダストリー統括本部の大井川和彦本部長は「文教市場でのパートナーシップはMSにとって悲願だった。パートナー企業のハブとなっていきたい」と話した。
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