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ソニー「FLO:Q」でウィジェット配布 Adobe AIRに対応

» 2007年11月27日 20時07分 公開
[宮本真希,ITmedia]
画像 複数のウィジェットをデスクトップ上に表示

 ソニーは11月27日、ブログパーツ公開サービス「FLO:Q」(フローク)に、デスクトップウィジェットを追加し、β版を公開した。Adobe AIRに対応した専用アプリ「ウィジェットマネージャー」上で管理する仕組みだ。

 FLO:Qは、約30種類の外部サービスから好きなものを6個まで選び、1つのブログパーツ上に表示できる仕組みで、昨年10月にα版として公開した。ソニーの動画共有サイト「eyeVio」のほか、「YouTube」「Flickr」「はてなブックマーク」「Amazon.co.jp」などのコンテンツを利用でき、「ココログ」「livedoor blog」など約40サービスに貼り付けられる。登録ユーザー数は約5万。

画像 ウィジェットマネージャー

 新たに公開したのは、デスクトップ常駐型のウィジェットだ。ブログパーツ同様、コンテンツを選んでオリジナルのウィジェットを作成できるほか、作成したウィジェットを他ユーザーに公開することもできる。

 Adobe AIRに対応した専用アプリ「ウィジェットマネージャー」で管理するため、あらかじめAIRをインストールしておく必要がある。専用アプリは、ウィジェットへのコンテンツ追加や、他ユーザーが作成したウィジェットの検索といった管理機能のほか、RSSリーダー機能も備える。対応OSはWindows 2000/XP/VistaとMac OS X。

 12月中旬から、味の素、J-WAVE、ユニクロが作成したオリジナルウィジェットを公開する。また今後博報堂DYメディアパートナーズやデジタル・アドバタイジング・コンソーシアムと協力して、ウィジェット上での広告配信も展開する。今後3年でFLO:Qの登録ユーザー数100万を目指すという。

画像 ユニクロのウィジェット。Tシャツのデザインコンテストに参加しているデザイナーの情報を閲覧できる

 ソニーFLO:Qプロジェクトの竹下直孝リーダーによると、FLO:Qの名前の由来は「付録」。「ワクワク期待させてくれるものという気持ちを込めて“付録”から名付けた」といい、「ちょっと便利とか、何か面白い、というような情報を得たり、共有するために使ってもらいたい」としている。

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