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「自然光LED」を開発 CCSと山口大

» 2007年11月28日 21時33分 公開
[ITmedia]

 産業用LEDを手掛けるシーシーエス(CCS)は11月28日、「自然光LED」を山口大学大学院理工学研究科の田口常正教授と共同で開発したと発表した。照明による対象物の色ずれが起こりにくく、検査用途など向けに商品化を進める。

 白熱灯の下では白い紙がだいだい色に見えるように、照明などが物体の色の見え方に影響を及ぼすことを「演色」といい、光源のそうした性質を「演色性」という。新開発の白色LEDは、色の見本と比較した場合の色ずれを評価する「平均演色評価数」(基準は100)が98と高く、対象物の色合いを変えることなく自然に照明することができるという。色温度は4300ケルビン。

 照明学会が主催する第1回「白色LEDと固体照明」国際会議(ホテルパシフィック東京)の併設展示会(28〜29日)に、新LEDを搭載した目視検査用拡大リング照明を参考出展した。

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