YouTubeビデオに見せかけたリンクでユーザーをだまし、悪質サイトに誘導するスパムが見つかった。セキュリティ企業のSymantecが11月28日のブログで伝えている。
Symantecによると、問題のスパムは差出人に「YouTube Service」の名を使ってYouTubeから届いた正規メールのように見せかけてあり、「Your friend sent you a video!」(友達から届いたビデオです)という件名が付いている。
本文には当たり障りのないビデオの説明が記載され、YouTubeへのリンクに見せかけた共有ビデオファイルを開くよう仕向ける。ユーザーがリンクをクリックすると、「install_flash_player.exe」という悪質な実行可能ファイルがダウンロードされ実行される。
YouTubeに見せかけた偽サイトは、「.li」「.ch」「.es」など、通常見かけないドメインが付いているのが特徴だという。
YouTubeは人気に便乗してスパムなどで悪用されることも多くなり、Symantecによれば、性機能改善薬の宣伝やもうけ話をうたったスパムでもYouTubeの名がかたられているという。
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