東映アニメーションは12月3日、TVアニメ「スラムダンク」の全101話を携帯電話でストリーミング再生できる有料サービス「スラムダンク☆ANiMO」を、ソフトバンクモバイルの端末向けに始めた。ストリーミングによるアニメのフル配信は、ソフトバンクの公式サイトとしては初。NTTドコモ端末にはすでに対応している。
東映アニメが独自に開発した再生アプリで視聴する。「アニメ再生に適した、高画質・高音質の動画再生プレーヤー」(同社モバイル事業室の東伊里弥室長)といい、再生や早送り機能のほか、好きなシーンにスキップしたり、視聴を途中でやめても、もう一度その場面から再生できる機能を備えた。現在30話を公開中で、1カ月ごとに10話ずつ追加する予定。
動画以外には、Flash待ち受けや、「世界が終わるまでは…」(WANDS)などオープニング・エンディング曲6曲の着メロ配信、キャラクター紹介がある。サイトからスラムダンクのDVDも購入できる。
料金は、月額315円(300ポイント)か525円(500ポイント)の2種類。動画を1話再生するには100ポイント必要で、ポイントの追加購入もできる。
スラムダンクは人気漫画のアニメ化作品として、1993〜96年にテレビ朝日系列で放送された。同社の高橋浩社長は「放送当時、テレビ朝日の編成局にいたこともあって個人的にもとても思い出深い。最高視聴率21.4%、平均視聴率15.3%と若者に人気があった作品を、同じく若者に支持されているソフトバンクで展開することに期待している」と語る。東室長は「子どものころ、スラムダンクのアニメを応援してくれた人に、改めて見てほしい」と話した。
対応機種は810シリーズと904シリーズ以降。また同日、「ドラゴンボール☆ANiMO」でも、ソフトバンクモバイル向けサービスを開始した。
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