Mozillaプロジェクトが、オンラインサービスの開発を検討している。Mozilla幹部が自身のブログで明らかにした。
Mozilla Labsの副社長兼ジェネラルマネジャー、クリス・ビアード氏は12月3日のエントリで、Mozillaは、オンライン体験向上のためにもっとできることがあると考えていると述べている。特に、ブラウザとオンラインサービスの統合を強化して、デスクトップとWebを融合し、ユーザー体験を強化したり、ユーザーが個人情報をより管理できるようにしたり、開発者に革新的なオンライン体験を作り出す機会を提供する方法を検討しているという。
ビアード氏は例として、複数のコンピュータ間でプロファイルデータを同期させる機能や、さまざまなSNSとやり取りするツールなどを挙げている。こうした機能は既存のツールで実現可能だとしても、オーダーメイドの開発が必要になるため、プラットフォームで共通の実装を提供するべきだと同氏は述べている。(既存のWebサービスは)ブラウザまたはデスクトップとサービスの統合を念頭に設計してはおらず、そのためのガイドラインや構造もないため、ユーザー体験が損なわれているとも指摘している。
Mozillaはこのアイデアを模索し始めたばかりだが、以下のような原則を提案しているという。
ビアード氏は、Firefoxをオープンにすることで多大な革新を実現したように、オープンなフレームワークの開発によってWebサービスで同じことをしたらどうなるだろうかと問いかけ、意見を募っている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR