米Iomegaは12月12日、HDDの設計、開発、製造を行う中国のShenzhen ExcelStor Technology、およびケイマン諸島のExcelStor Great Wall Technologyを買収することで合意したと発表した。買収は株式交換の形で行われ、Iomegaは同社の株式の約60%に相当する約8400万株を、2社およびその子会社を含むExcelStorのすべての株式と交換する。
ExcelStorは、中国の総合ITメーカーGreat Wall Technology(GWT)の子会社。GWTは、中国政府が所有するIT複合企業China Electronics(CEC)の間接子会社だ。今回の買収が成立すれば、GWTとその子会社はIomegaの普通株約43%を所有することになり、GWTはIomegaの最大の株主となる。CECはGWTの株式62%を間接的に所有している。
買収に伴い、ExcelStorのCEOであるエディ・ルイ氏は、Iomegaの会長に就任。ExcelStorの上級副社長兼ジェネラルマネジャーのL・Y・チャン氏は、Iomegaの最高総務責任者(CAO)に就任する。またCECのチェン社長とGWTのミン社長が、Iomegaの取締役会に加わる。買収完了後少なくとも2年間は、Iomega取締役会はExcelStorまたはその親会社が推薦する5人の取締役、およびIomega推薦による4人の取締役によって構成されることになるという。
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