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Google、ユニバーサル検索でブログに対応

» 2007年12月14日 12時49分 公開
[Clint Boulton,eWEEK]
eWEEK

 Googleは間もなく、Universal Searchの検索結果の新機能としてブログを追加する。5月16日の立ち上げ以来、新ジャンルが加わるのは初めて。

 今週または来週から、Googleの検索結果ページには画像、ニュース、書籍、地図、ビデオと並び、ブログへのリンクが表示されるようになる。米カリフォルニア州マウンテンビューのGoogle本社で開かれた記者会見で、検索製品および利便性の向上担当副社長を務めるマリッサ・メイヤー氏がeWEEKに語った。

 過去数年でブログは、ニュースからゴシップまであらゆる分野で火が付き、急激に勢いを増している。Universal Searchのジャンルとしてブログを追加するのは、その数の増加と、ネット上のコンテンツ発見能力――Googleが主眼としているものだ――を、Googleが認めたことを意味する。

 Universal Searchは、5年がかりで何百人ものエンジニアが同社の検索アルゴリズム改良に努め、リッチな検索結果を表示するためマルチメディアコンテンツを加えてきた成果だ。

 検索結果の価値を高めるため、さまざまな種類のコンテンツを取り入れている大手検索会社はGoogleだけではない。

 Ask.comは6月5日、Ask3Dプラットフォームを立ち上げた。検索結果の画面を3分割し、コンテンツへのリンクと、ブログ、ビデオ、ニュース、写真、ショッピングサイトからの関連結果一覧を表示する。Microsoftも9月27日、Live Searchでこれに続き、Yahoo!は10月1日に検索ソフトをアップグレードした

 Universal Searchの成果について、メイヤー氏の耳には調査するまでもなく、うわさが入り始めている。

 最近の夕食会の席でメイヤー氏は、Google検索でボウタイの結び方を検索し、画像と動画が見つかったおかげで助かったと言われた。

 メイヤー氏が自分で試してみたところ、Universal Searchのページ中に、ボウタイの結び方の図解と、講師による教室での解説映像1本が見つかった。

 現在のジャンルはまだUniversal Searchの氷山の一角にすぎないと同氏は言う。

 「当社のエンジニアにとってここは新しい遊び場になっており、実際、インタフェースとUniversal Search関連で起こり得ることに関して興味深い実験を幾つも行っている」

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