今回の発表は、Microsoftが独禁法に違反したとする最近のOperaの申し立てにも関連する。Operaは、Microsoftは一般的なWeb標準に従う必要があると主張していた。「今回の発表で、Operaの申し立ては非常に弱くなる。明らかに、Microsoftは多数の最近のWeb標準をサポートすることに尽力している」とスウェンソン氏は指摘する。
またIEチームはロードマップに関して沈黙してきたことをかなり批判されていた。CoreBrandのインタラクティブエクスペリエンスディレクター、ユルゲン・アルジーブラー氏は、IT管理者にはその情報が必要だとeWEEKに語った。
「IE 7チームは最近のリリース以来、何も情報を出してこなかった。IT管理者はIEのロードマップを知る必要がある。特に、スマートな企業向けWebアプリケーションの開発を専門としている場合は」(同氏)
情報が公開されなかったことへの批判について、ハカモビッチ氏は、願望ではなくて事実を伝えたかったと話している。
「今この情報を公開するのは、実際に動作するコードをテストして、製品版でもAcid2に通るという確信が持てたためだ。われわれはIEに関するフィードバックに耳を傾けており、同時に、責任ある開示や、適切な予測を立てることに力を入れている」(同氏)
「複数のマシンでこのテストを行い、動作するのを確認したことで、確実な情報を提供できることをうれしく思う」
NPDのスウェンソン氏は、MicrosoftがWeb開発の面でどこまで進歩したかを挙げ、IE 7は最新の機能を持った最新のブラウザのように見えると語る。
「Expression Webは標準に準拠した美しいコードを作る。Expression Blend、Visual Studio、XAMLを使えば、セクシーでリッチなインターネットアプリケーションを作れる。Silverlightはスリム化された効率的なダウンロード体験、小さなフットプリント、多くのWeb開発者が賞賛している素晴らしいビデオコーデックを備える」と同氏は語る。「もちろん、Microsoftの道のりは長いが、同社が短期間でこれほど前進したことは驚くべきだ」
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