「自分に密かな思いを寄せている相手が見つかる」と称してアドウェアやスパイウェアをインストールさせるアプリケーションが、米人気ソーシャルネットワーキングサイト(SNS)のFacebookで広まっているという。セキュリティ企業各社が伝えた。
英Sophosによると、問題のアプリケーション「Secret Crush」は、Facebookユーザー同士の招待を介して広まっている。自分に恋心を抱く相手を見つけるためには、5人以上のFacebookユーザーを招待してこのアプリケーションをインストールさせなければならないと促される。
しかし、実際には秘めた恋が見つかるわけではないという。米SymatnecやMcAfeeによると、Secret Crushの裏に隠された正体は「Zango」というアドウェア。Zango.comのサイトにユーザーを誘導し、そこでホスティングされているiframeを使って、ポップアップ広告を表示するアドウェアやスパイウェアをダウンロードさせようとする。
Sophosは1月4日現在で、Secret Crushのユーザーは5万人以上に上ると伝えている。
Facebookがサードパーティーのアプリケーションを認めており、これを利用して金儲けを目論んだり、友だち何人を招待すると利用できるとうたったアプリケーションが増えていることを、McAfeeやSymantecは問題視している。
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