セキュリティ企業のMcAfeeは1月8日、米Microsoftのオンラインストレージサービス「Windows Live SkyDrive」(β版)を悪用したスパムが大量に送信されていると伝えた。
SkyDriveサービスは容量1Gバイトで、アップロードしたファイルはWebリンクを使って共有することが可能。問題のスパムは医薬品を売り込む内容で、このサービスのURLが記載されている。
リンク先のHTMLファイルは、今のところスパムサイトにユーザーをリダイレクトするコードが書かれているのみだが、いずれ難読化したスクリプトなどに書き換えられるだろうとMcAfeeは予想する。
SkyDriveのようなサービスは、個別のURLが割り当てられ、ドメインが比較的遮断されにくいなどの点からスパム送信側にとって魅力的だとMcAfeeは解説。SkyDriveを使ったスパムは昨年11月にも少数見つかったが、今回ほどの規模ではなかったという。いずれ同サービスが、ほかの迷惑コンテンツのホスティングにも使われるのは確実だとMcAfeeはみている。
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