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Google Earth、宇宙を眺める「Sky」機能がバージョンアップ

» 2008年01月10日 08時35分 公開
[ITmedia]

 米Googleは1月9日、Google Earthで宇宙の高解像度画像を見ることができる「Sky」の新バージョンを発表した。宇宙に関する最新情報を入手したり、歴史的な「宇宙地図」を見ることができる新レイヤーなどを追加した。

 「Current Sky Events」には、米NPRの天文関連のポッドキャストが聞ける「Earth & Skyポッドキャスト」レイヤーや、宇宙の最新情報が入手できる「VOEventNet」レイヤーが含まれる。「Featured Observatories」では、米航空宇宙局(NASA)の観測衛星などによる画像を提供。宇宙をX線や赤外線、紫外線、マイクロ波などでとらえた画像を見ることができる。

Cassiopeia NASA提供のカシオペア座Aの画像

 「歴史的な天体地図」では、数百年前の「宇宙地図」を見ることが可能。地図収集家デビッド・ラムゼイ氏のコレクションや、17世紀の天文学者ヨハネス・ヘベリウスの版画に基づく星図「Constellations Art」などを提供している。「Skyコミュニティ」では、Skyのディスカッションフォーラム参加ユーザーによるコンテンツが共有されている。

rumsey 「ラムゼイの天体地図」

 Googleは併せて、SkyのAPIも公開した。

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