Microsoftが1月の月例パッチで対処したWindowsのTCP/IP処理の脆弱性について、実際に悪用できることを示すFlashムービーが公開された。SANS Internet Storm Centerなどが1月30日付で伝えた。
このFlashムービーはセキュリティ企業のImmunityが公開し、Windows XPでTCP/IPの脆弱性を突いて攻撃を仕掛ける様子が示されている。
Microsoftは1月8日にこの脆弱性の修正パッチ(MS08-001)を公開。その時点で同社Security Vulnerability Research & Defenseブログは「実際に悪用するのは困難で、(攻撃は)ほとんどあり得ない」と解説していた。
TCP/IP処理の脆弱性はWindows XPとVistaで特に深刻度が高い。今回のFlashムービー公開により、早期適用の必要性が一層強まったといえる。
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